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「地球の友だち」くんという名の生ごみリサイクル機
1,999年秋、回覧版に挟まれた、町の生ごみモニター募集にすぐ応募した。
誰の意見も聞かなかった。家庭用生ごみリサイクル機は、前から欲しかったものの一つ。
生協の共同購入のチラシにたまに載っていて、欲しいけど手がでない(購入金額と必要度が折り合わない)状態だった。
電話で申し込む、モニター機は5台、応募は現在5件。それ以上になったら抽選とのこと。待つこと半月、全員望みがかなったようだ。

11月2日説明会。町役場小会議室。おやおや知った顔、ひとり、ふたり。類は類を呼ぶ?
生ごみ処理機がすでに5台、ずいぶん大きいなあ。簡単なあいさつ、説明。
モニター内容は、毎月のうち1週間入れた生ごみの量を記録する。その1週間の始めと終わりに全体の重さを量って、減量率を出す。
なあんだ簡単。モニター期間は6ヶ月、そのあと、処理機はどうするの?と聞いたのは私ではありません。

モニター機は、生ごみイーター(松下電器)2台、ゴミナイス(サンヨー)2台、地球の友だち(田窪工業所)1台。
くじ引きで決める。1番大きくて、じゃまになりそうなのが当る、まあいいか、床面積は同じくらいだと自分で自分をなぐさめる。
本体重量17k、培養材3ヶ月分×2。買ったら何万するんだろ?軟弱な私は車に積んでもらって、家では夫に下ろしてもらった。

さあ大変、思ったよりでかい。狭い我が家のどこに置く?
説明書を読む、屋外設置型と書いてある。屋外!そのうえ、室内・ガレージ・物置は臭いがこもるのでさけてください、だって!
 風通しの良い軒下やベランダ?そんなとこないよ、幌加内じゃ雪にうずもれる。屋外にコンセントもないので、室内に置くことにした。
2時間おきに自動かくはんするので電源が必要、なんて考えていなかったよ。結局、台所は狭いので洗面所に置くことにする。

使い方は簡単、フタを開けて、培養材(ヤシガラ)と地球の友だち菌を入れる。あとはそこに毎日の生ごみを入れ、友だち菌をふりかける。
貝殻とか骨とか多少の制限はあるもののたいがいはOK。うちでは室内ということもあって、臭いの出そうなものは避けた。
野菜、果物の皮、くず、卵の殻、残飯。1日1.5kの処理能力、たまにそんな日もあるけど、平均したら500gくらいか。

最初の1周間、臭いがすることがある。子供達は「くさい」という、私は気にならない。いや、思ってたほどじゃないというのが正確か。
その後なんだかんだで、ほとんど私は我慢できた。ミカンの皮を大量に入れると甘酸っぱいようなちょっとやな臭い。
要は気持ちの問題、ゴミステーションに出す量は激減した。それに軽い。
3ヶ月したら堆肥になる、それも楽しみ。夏の間、生ごみ入れた畑は育ちが良いから期待が持てる。
子供たちにとっての利益は何もないから、「お母さん、それ、いつ返すの?」「早く返して!」なんていう。私はすっかり、友だち君にエサあげよう。とペット扱い。

一度、テレビのコマーシャルで見た。「おお、おまえって有名なんだね。」でも、一度きりだった。
ずっと標準モードで使っていたら、ある時、手抜きをして生ごみのあまりでない日が続いたのち、ものすごい悪臭がたちこめた。
説明書を見る、吸気口、排気口がつまってないかチェックする。槽内が乾燥してないか?あっカサカサだ。
これで友だち菌が死んじゃったんだ。水分を補給する。ダバダバ入れる。大量の水分は普通ならダメだけど、全体がしっとりするくらいまで入れたら臭いが収まってきた。
ついでに弱モードにする。それからすっかり臭いが気にならなくなる。こんなこといろいろ調査用紙に書きこんで、6ヶ月のモニター期間が過ぎた。おまけに生ごみ堆肥が2袋できた。

で、今(7月)はというと、実はこのモニター機、まだ家にある。
とりあえず何かあったら報告をということで、培養材も新たに配布された。毎日静かにひっそりと生ごみを食べつづけている。

環境問題がクローズアップされて、この町でも、ごみの分別を勧めるようになってきた。我が家はどうかというと、積極的にやっているとは言えない。
カンやビンはだいぶ分けるようになったが、完全ではないし、牛乳パックも一時期せっせとためていたが、回収に出すのがめんどうで、キャンプの時に使ってしまった。(焚き付けによい。)
古新聞は中学生が年2回集めるので、少しは協力する。冬場の生ごみは、今まで捨てるしかなかった。(ごみを減らすためというより、肥料になるのにもったいないという感覚の持ち主)

粉石けんは10年以上前から使っている。合成洗剤は金魚が死ぬ。
シャンプーや台所もせっけん成分。完璧をめざすとつらくなるので、できるところからというのが私の主義。
そしてなにより物を買わない、食料以外は最終的にはごみになる。せめて、必要以上に買わないことをみんなが心がければ、必要なのに物のない国が少しは潤うだろう。
地球というテーブルを囲み、日本人はどれだけ食べたら気がすむのだろう。とたまに思う。


Last Updated: 1/11/2001
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