Cavalleria Rusticana

(ヴェルガ原作・マスカーニ作曲)

あらすじ

1幕

シチリアで酒場を営んでいるルチアの息子、トゥリッドゥにはローラという恋人がいたが、彼が戦争へ行っている間にローラは馬車屋のアルフィオと結婚する。戦争から帰ってきたトゥリッドゥはローラへのあてつけのために、サントゥッツァを新しい恋人にする。しかし、トゥリッドゥとローラはよりを戻して、アルフィオの留守中に一緒にすごしてしまうのだった。
サントゥッツァはルチアにトゥリッドゥはどこにいるのか?と聞くと、ルチアは町で酒の買い付けをしているはずだ、と答える。
そこへアルフィオが自分の仕事と妻の自慢をしながら、ルチアの居酒屋を通る。ルチアは「相変わらずご機嫌ね」というとアルフィオは「いつもの酒は入っているかい?」と聞く。ルチアはトゥリッドゥが買い付けに行っているというと、アルフィオは今朝、家の近くでトゥリッドゥを見た、と答える。驚くルチアをサントゥッツァは口止めする。アルフィオが去って、口止めの原因を聞くルチアに、サントゥッツァはトゥリッドゥの心変わりの悲しさを訴える。ルチアは彼女をなぐさめて、復活祭のミサのために教会へ行く。
トゥリッドゥを見付けたサントゥッツァは昨夜どこにいたか問い詰める。トゥリッドゥは酒の買い付けに行っていた、というが、サントゥッツァはそれは嘘だ、ローラのところにいたのではないか、と口論になる。
ミサへ向かうローラが通りかかる。皮肉を言うローラにサントゥッツァは悪態をつく。ローラが教会の中に入ると、2人の口論はより激しくなり、トゥリッドゥはサントゥッツァを突き飛ばして、教会へ入る。
アルフィオが戻って来て、サントゥッツァはトゥリッドゥとローラの関係を話す。アルフィオは怒って復讐を誓う。

ミサの後、ルチアの店の前に村人達が集まり、トゥリッドゥがワインを振舞っている。後からやってきたアルフィオにもすすめるが、彼は断り険悪な雰囲気になってきて、トゥリッドゥは決闘を申し込む。
トゥリッドゥは酒のせいにして、ルチアに甘えてからサントゥッツァを頼む、と言い残して決闘に向かう。ルチアは不安にかられる。サントゥッツァがやってきて「私のお母さん」と叫んで、2人は抱擁する。そこへ、一人の村の女性が「トゥリッドゥが殺された」と叫んで、終わる。

 

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もしも、サントゥッツァがここまで、気性の激しい人にならなかったら、こんな悲劇にはならなかったかもしれません。ミサの後、トゥリッドゥとローラはお互いの新しい相手との幸せのために乾杯するからです。多分、サントゥッツァを怒らせなかったら、きっと円満な別れ方ができたでしょう。

原作には「サントゥッツァ」という続編があるのだそうです。サントゥッツァが教会から破門された原因になったのは、実は彼女は未婚の母でトゥリッドゥの間に息子がいたからです。その息子が成長し、ローラの娘と恋仲になります。娘の恋人のことを知ったローラは娘に本当の父親はアルフィオではなくて、トゥリッドゥなので結婚できない、と告白します。それを聞いたアルフィオは怒ってローラを刺し殺そうとしますが、その直前にサントゥッツァがアルフィオを「トゥリッドゥのかたき」と言って刺し殺し(原因は自分にあるというのに!?)、彼女自身も自殺するというストーリーなのだそうです。結局、無傷なのはローラでしたか…

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