Falstaff
(原作シェークスピア・作曲ヴェルディ)
あらすじ
1幕
ファルスタッフは太った老騎士である。老いてもまだ体も心も若い、と思いこんでいる彼はフォード夫人のアリーチェ(原作アリス)とページ夫人のメグに恋文を書く。手紙を受け取った二人はお互いに自慢するが、差出人も文章もまったく同じなのに怒って彼に復讐しようとする。
2幕
アリーチェとメグの共通の友人であるクイックリー夫人はファルスタッフに2人とも、嫉妬深い夫に耐えながらもあなたを慕っていますよ、と告げる。ファルスタッフは調子に乗る。フォードはファルスタッフの様子から自分の妻の不貞を誤解し、怒る。
ファルスタッフはアリーチェに言い寄っているところにクイックリー夫人はメグが来たと飛び込んでくる。続いてメグが本当にフォードが来たと告げる。慌てたアリーチェはファルスタッフを洗濯籠に入れ、川に捨てる。
アリスの娘のナンネッタはフェントンという青年と愛し合っているが、父親のフォードが医師のカイウスと結婚させようとしていることに悩み、母親に協力を求める。
3幕
ファルスタッフはずぶぬれになって怒っている。しかしクイックリー夫人が再度アリーチェがあなたを慕っていると告げに現れたので、気を取り戻し、夜中の公園での逢引の約束をする。
フォードは誤解を妻に詫びて、いたずらに参加するというが、娘とカイウスを今夜結婚させようと企んでいる。
夜中の公園でアリーチェとファルスタッフは逢引するが、急にメグが現れて「悪魔の集会だ」と叫ぶ。アリーチェはすぐに逃げ、ファルスタッフは怖くなる。ナンネッタや子供たちが妖精に扮しているのを本物だと思いこみ、怯え、妖精は彼を小突く。妖精が仮面を落としたため、ファルスタッフは自分がからかわれていたことを知る。
フォードは娘とカイウスを結婚させようとして、ヴェールを取らせると、ヴェールから現れたのは赤鼻のファルスタッフの配下であるバルドルフォで、皆は大笑いする。同時にアリーチェがもう一組の結婚をといったカップルが本物のナンネッタとフェントンだった。フォードも2人を認め、ファルスタッフは世の中全て冗談だという。
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ヴェルディの唯一の喜劇であるオペラです。このオペラを作ったのはヴェルディが80歳になってからだそうです。彼はよくファルスタッフの真似をして、プリマドンナの奥さんを笑わせていたそうです。
ファルスタッフはシェークスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」と「ヘンリー4世」に出てくる人物です。
このオペラはまた、ファルスタッフの物語とフェントンとナンネッタの物語が同時進行していて、その橋渡しをするのが、陽気な女房たちという印象を受けます。 私が音楽で気に入っているのは、ナンネッタの妖精の歌です。また、フェントンのアリアも美しいです。 しかし、このオペラの中心はやっぱり陽気な女房たちだと思います。