Tosca
(ヴィクトリアン・サルドゥー原作・プッチーニ作曲)
あらすじ
1幕
逃亡中の政治犯アンジェロッティが教会の中に駆け込んでくる。画家カヴァラドッシはマグダラのマリアの絵を教会によく来る金髪女性をアンジェロッティの妹と知らずにモデルにして描いていた。アンジェロッティとカヴァラドッシは旧友で再会し、アンジェロッティから逃亡の話を聞き、彼を助ける決意をする。
そこにカヴァラドッシの恋人で歌手のトスカが来て、カヴァラドッシに郊外の別荘へ行きましょう、と言う。マグダラのマリアのモデルに嫉妬するが、気をとりなして、別荘の約束をして帰す。
アンジェロッティが再び現れると、脱獄が発覚した合図の大砲が聞こえ、二人は逃げる。入れ替わり、警視総監のスカルピアが現れ、カヴァラドッシとアンジェロッティが教会の中で会っていたことを察する。
急な演奏会の仕事が入ったので、別荘へ行けなくなったことをカヴァラドッシに伝えようとしたトスカにスカルピアは近づき、例のモデルの女性の扇を見せて嫉妬を煽らせる。怒って出て行くトスカの後をスカルピアは密偵に追跡させる。
2幕
カヴァラドッシがスカルピアの元に連行され、アンジェロッティのありかを聞かされるが答えようとしない。演奏会が終わったトスカが現れ、カヴァラドッシは口止めする。スカルピアはトスカに拷問を受けるカヴァラドッシの様子を見せ、トスカは白状してしまう。スカルピア側に不利な情勢になった知らせを聞きカバラドッシは喜び、スカルピアに投獄される。
スカルピアと二人きりになったトスカはカヴァラドッシの助命を願うが、その代償として体を求められる。アンジェロッティが自殺したという知らせを聞く。トスカはやむをえず、スカルピアの要求に同意する。スカルピアはカヴァラドッシの見せかけだけの刑を命令して、国外逃亡の通行証を書き終えるとトスカに刺殺されてしまう。
3幕
銃刑を控えたカヴァラドッシにトスカはこれからの処刑は見せかけだけのもので、その後は国外へ逃げられることを伝える。
銃声でカヴァラドッシは倒れる。起こしに行ったトスカは本当にカヴァラドッシが銃殺されたことを知る。
スカルピア殺害でトスカにも追っ手が来る。彼女は城壁に立ち、「スカルピアあの世で」と叫んで、飛び降りる。
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プッチーニのオペラの中でこんなにも感情があらわで嫉妬深い女性が現れるのはトスカだけではないでしょうか?彼女は泣く前に怒る。ヴェリズモっぽいですね。
あと、「アンジェロッティ」と「カヴァラドッシ」の名前ってなんだかこんがらないですか?
(^_^;)甘ったるいはずのプッチーニのオペラだというのに、主要人物のトスカ、カヴァラドッシ、スカルピア、アンジェロッティ(チョイ役かもしれないけど)は全員死にます。
筆者の好きな部分の音楽は、1幕のトスカとカヴァラドッシの二重唱です。あと、2幕、3幕の緊迫シーンも興奮します。
それにしても、トスカが投身自殺するときに叫ぶ「スカルピアよあの世で」って何の意味なんでしょ?いとしいマリオ(カヴァラドッシ)に会うより先に、スカルピアに復讐したいってこと?だったら、並のヴェリズモも太刀打ちできませんね。