Die Zauberflöte
(シカネーダー台本・モーツァルト作曲)
あらすじ
1幕
旅行中の王子タミーノが大蛇で失神するのを、夜の女王の3人の侍女に救われる。侍女たちは女王に報告しに行く。入れ違いに鳥のような服装をしたパパゲーノが現れて、自分が王子を助けた、とウソをつく。再び現れた侍女たちはパパゲーノの口の錠をかける。
夜の女王が現れ、「自分の娘はザラストロという悪者に誘拐されている。もしも助けてくれたら褒美に娘をやろう」と歌う。
タミーノは夜の女王の娘、パミーナを救う決心をする。パパゲーノは口の錠をはずしてもらい、タミーノの供をする。
2人がザラストロの館に行くと、実は夜の女王は悪者で、その清純な娘のパミーナが感化されないようにと高僧のザラストロに保護されていることを知る。
2幕
ザラストロはタミーノとパパゲーノを試練にかけることにする。タミーノは合意するが、パパゲーノはいやがる。しかし、試練を終われば、パパゲーノにもパパゲーナという若い娘が待っている、と聞いて、試練を受けることにする。
夜の女王は黒人のモノスタートスがパミーナを襲おうとするのを追い払い、彼女にザラストロを殺せ、というがパミーナはできないでいる。
パミーナは、試練だとは知らずにタミーノが自分に話しかけないのは嫌われたからだと思い、自殺を考える。しかし、3人の童子に救われ、タミーノと一緒に火と水の試練を受けて克服し、祝福される。
一方、パパゲーノは試練を守ることはできなかったが、なんとか救われて、パパゲーナと結ばれる。
夜の女王と3人の侍女、モノスタートスは奈落に落ち、ザラストロを称えるなかで幕となる。
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場所は一応「古代エジプト」ということにはなっていますが、その演出家によって
SF風だったり、現代風だったり…など、いろいろ凝らされやすいオペラです。最後のパパゲーノとパパゲーナの二重唱は有名ですが、パパゲーナはそこでしか歌う場所がないんですよね。あと3点Fまでいく、夜の女王のアリアも有名です。1幕で歌われるものは善良な母親、2幕で歌われるものは復讐の歌です。
このオペラがよく指摘されるように、おかしいと思うのは、夜の女王とその3人の侍女が2幕で急に悪役に変るところです。それと2幕で、夜の女王がパミーナにザラストロを殺すように言うシーンがありますが、それを観て、「なんだ、誘拐されたとはいえ、会えるのか」と思ってしまいました。
おとぎっぽいストーリーですから、子供でも楽しめそうなオペラですね。