【 杜の風景 】 

伊豆国・楊原神社

 沼津市にある楊原神社。延喜式に田方郡で載る大社だが、まだ参詣していない。近々の予定をしているので、いろいろ妄想を拡げている。
神社の伝承などで「好地を卜して、その場所を決めた。」などあるが、神社は神様がお住いになるに好い環境の地ばかりではない。現人にまつわる縁の地を除くと、卜する地は祭祀するに相応しい理由・条件がある筈。その理由はひとつでは無いだろうが、いくつかに絞られるだろう。
 相模一宮の寒川神社は春分の日没が富士山頂に夏至の日没が大山に落ちる場所にある。もちろん広い相模国でこの条件を満たす場所はただ1点である。
では、田方郡大社楊原神社は、東には山が迫り日の出の目印は近すぎて正確ではない、日没からは暦を読めるが特にこの場所でなくては、という理由はつけにくい。
3D画像で確認するうち社殿の真後ろの山が、みごとにピラミッド、三角に見える。。と探り出したのが下記の画像。


[楊原神社・社殿北]
 擂鉢山
 社殿後方、北にある擂鉢山。現実には樹木も繁りこのようには見えないだろうが地肌はこうなっている、見事な三角、擂鉢である。


[楊原・参道の先]
 達磨山
 参道の先に見えるのは達磨山。


[楊原・富士]
 富士、愛鷹
 社殿からの北北東に見える富士山、手前の愛鷹山の裾が富士の裾のように見える。


[楊原・発端丈山]
  
 社殿から南、すこし東へ振った視線。


[楊原・平面]
 2D
 三角に見える山、富士山と発端丈山、擂鉢山と達磨山、それぞれを結ぶ直線の「交差する所」に、楊原神社がある。4つの富士が好地を決めている。
実際には交差する地点ではなく、いくらかずらして本殿か位置すると思われる。気が強すぎるというかそんな処理をしたのではないだろうか。参道の先あたりに何かあったのかも知れない。
社殿後方に位置する擂鉢山は禁足地というか祭祀の対象だろう。4つの富士それぞれにまつわる祭事もあるのかも知れない。
山と山を結ぶ、重ねるといったものは、海での位置確認、針路決定の「山あて」から、と思われる。楊原神社は海の民、或は濃厚に残す民が祀った社である。。

 神社後方の擂鉢山(すりばち)はもちろん、南に離れた達磨山・発端丈山、この2つの山にも伝承・信仰など、があるはず。 さて、現地でなにか発見できるだろうか。



[楊原・夏至]
 楊原e


[楊原・冬至]
 楊原w


* 神社探訪・寒川神社



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