[籠神社] :この、こもり、吉佐宮


住所:京都府宮津市大垣(旧府中村)
祭神:海神(水神、天水分神)、火明命・ほあかり、 異説多し。 
本殿:神明造 
千木:内削。神紋:菊 

場所:宮津線天橋立駅北2km。参道横、奥にpk有。

略記、伝承:上代より今の奥宮のある真名井の地に「よさのみや」として豊受大神がご鎮座。
崇神の時、天照皇大神を大和笠縫邑よりご遷座、2神を祀る。
天照皇大神は4年間鎮座の後、垂仁の時伊勢国へご遷宮。
豊受大神は雄略22年に伊勢渡海郡山田原へ遷せられた。
天武白鳳11年、与謝宮を籠宮と改め彦火火出見尊を祭っていたが、元正養老3年宮を現在の地へ遷し、彦穂明命を主祭神とし天照豊受及び海神(わたつみ)を相殿に祭しまた天水分神(あまのみくまり)も併せ祭った。
爾来、伊勢根元の宮、吉佐宮、丹後一ノ宮、内宮元宮など呼称される。
*ヨサはアメノヨサヅラの意であり、ヨサヅラとは瓢の事である。

境内摂社:蛭子神社(恵比須神社・彦火火出見命、倭宿禰命)
境内末社:春日大明神社(春日4神・古代には建甕槌社とも呼ばれた)
    :猿田彦神社。亦、大世多大明神と呼ばれる(大佐田か)

  (ご由緒・略記)
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・籠の由来は彦火火出見命が「籠船」で竜宮へ行ったとの伝による。
鈴木貞一氏は、社名の「籠」の語源はカミノkami・noがコノko・noになったとしている。
 主祭神、彦火火出見は亦の名天火明命、天照御魂神、天照国照彦火明命、饒速日。また山城賀茂別雷神と異名同神でありその祖の下鴨大神も祭られているとも伝わる。

 祭神異名の多さは、総社としての名残りが神名に表れていると思われる。丹後の総社は廃絶しており籠神社は丹後一ノ宮であるが、国府がおかれたとき国司が参拝の都合上総社の役割もかねたと考えられる。
本殿は唯一神明造の原型とも云われる。本宮の千木、鰹木は女つくりで、真名井神社のそれは男つくりとなっている。

 海氏(海部)系図:同系図は平安初期貞観年中に書写された祝部系図と江戸初期に書写された勘注系図から成る。現存する最古の系図として国宝に指定されている。