[日吉大社]  :ひよし、ひえ、


● 西本宮

住所:大津市坂本5
祭神:大巳貴神(おおなむち)、亦名,大国主、大物主。
本殿:日吉造。平入
千木:
神紋:菊、牡丹
由緒,伝承:「式内名神大社」
天智称制6年、大津へ遷都をした天智は翌年即位し(668)大和の三輪明神を日吉へ勧請したといわれる。
大化改新(乙巳の変)(645)、天智称制(661)、白村江戦(663)、大津遷都(667)、天智即位(668)、天智崩御(671.12)、壬申の乱(672)、と大きく激しく動いた頃である。

鳥居で特異なこの形は「山王鳥居」と呼ばれ神仏習合をあらわすと言われる。山王の名の起源は唐の天台山国清寺に地主神として祀られている山王元弼真君という。この鳥居をくぐり参道を暫く行くと右手に西本宮楼門が見えてくる。

最澄の延暦寺開基以降「山王権現」ともいわれ、ここの神輿が延暦寺山門の強訴に使われた歴史もある。


西本宮楼門 東本宮。

● 東本宮

祭神:大山咋神(おおやまくい),亦名,山末之大主神(やますえのおおぬし)

本殿:日吉造、平入。 千木:。 神紋:菊、双葉葵、三巴。
場所:京阪石山坂本線坂本駅西へ500m、pk有り。

由緒,伝承:古事記の神代巻に”大山咋、亦名、山末之大主神。近淡海の日枝山に坐す。亦葛野の [松尾] に坐す・・・”とある。また崇神は鴨鹿島(かものかしま)を神主とし牛尾山頂に大山咋を祀らせ「天社・国社・神地・神戸」と神の位階を定めたうち、日吉社は「神戸」に定められている。

東本宮の裏手、ご神体牛尾山(八王子)の磐座(いわくら)は太古よりの信仰の対象であった。 朝日をあびてきらきら光る岩倉、山頂から見る琵琶湖越しの山並みから昇る朝日、といった場所である。

境内は広く、渓谷、渓流、苔むす参道、ご神木、古墳・・。 西本宮と東本宮の間に旧参道があり「宇佐宮・田心姫(たごりひめ)」「白山宮・白山姫」「神輿庫」「樹下神社・鴨玉依姫」の摂社と「牛尾宮・大山咋神荒魂」「三宮宮・鴨玉依姫荒魂」への参道入口がある。
13世紀に境内を洪水がおそった記録があるが、この参道おそらく「額田王」も歩いた筈、どちらを思いながらか。。

 西本宮本殿は(1586)建造のもの、東本宮は(1595)、どちらも本殿は国宝。拝殿と摂社の宇佐、樹下、白山、牛尾、三宮の社殿は重文である。

(神社100選・由緒書)