[加知弥神社]:かちみ、古)勝宿大明神。


住所:鳥取県鹿野町大字寺内、通称飯田の森。
祭神:
主:彦火火出見命。ひこほほでみ
左:鵜葺草葺不合。うがやふきあえず
右:玉依姫。たまよりひめ
千木:外削。
神紋:丸に二引両。  場所:

由緒,伝承:
気多郡の式内社であり、浜村川中流の勝見谷の中央部、河岸段丘にはさまれた平地に鎮座する。
周辺には後期古墳が群集するがなかでも谷奥古墳は長さ約4m・巾約2m・高さ1.5mの玄室を持ち、そこから須恵器・鏡・金環・銅鋺・直刀・装具などが出土した。
平城京跡出土の木簡の「勝美」や和名抄の「因幡国気多郡勝見郷」はこの地と考えられ、当社近くの上原部落に小字「群家下」があることなどから群家の地もこの辺りとされている。

 当社周辺には、勝見郷・勝部郷・勝部川・勝谷・勝山・勝島と勝の着く地名が多く勝部氏の居住地とされている。
式内:志加奴神社・幡井神社、式外古社:神前かんざき神社・相屋あいや神社などは勝部氏によって祭祀されたとされている。

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例祭はもと9/21であったが現在は10/21に行われる。かっては榊を先導に前記の腰掛石まで渡御が有り神馬2頭の牽進、奉納相撲もあった。

・特殊神事として「小忌祭おいみ」がある。
10/15夜8時頃、潔斎した宮司が氏子総代をはじめ10名ほどの氏子を従えて、当社西方1kmの明神ヶ鼻の「忌の森」(タブの木などが密生)まで赴き、神酒を供え、忍声で祝詞を奏上して9時頃帰着する。往復の道中は無言である。現在は一日だけの神事であるがかっては15日から例祭日(10/21)まで一週間毎日行われ、江戸時代にはこれを「ふださし」と称した。竹にお札をはさみ、忌の森にいき、突き立てて帰ったものと思われる。
(由緒書:川上廸彦)