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年間釣行日数の少ないボクは、慢性的な、「 釣 り 欠 乏 症 」 と診断されました。
最も適切な治療方法の1つとして、常に何か釣りに関することを行うこと。
そこでボクは、「フィッシュ・カービング」をリハビリの一環として、続けています。
これまでに制作した作品は、ニュージーランド各地のガイド宅で、優雅に泳いでおります。
まずは、トラウトのカタチをスケッチします。
材料となるのは、アメリカン・レッド・シダー。
少し堅めの材質の木になります。
スケッチを木に貼り、鱒のカタチにカットします。
自分でカットしたいところですが、機材がないので
カッティングは、建材スーパーに依頼します。
カッティングにかかる費用は、約500円。
トラウトのシェイプは自分で描きます。カットは建材スーパーで。
さぁ、削りましょう!
以前は一般的な彫刻刀でコツコツやっていましたが、
今ではこの電動彫刻刀で楽々!
35歳の誕生日のプレゼント。
RYOBIの電動彫刻刀のお陰で、作業時間が半減!
力を入れず、ガンガン削れるので、作業が楽しくなります。
調子に乗って、あまりザクザク削るなよ。
電動彫刻刃(RYOBI)で、大まかなカッティング
だいたいのシェイプが出来上がりました。
立体的に丸みを出すように、鱒らしく削ります。
このモデルは、胸鰭など後付けしなかったタイプ。
スタンダードなスタイルといえば聞こえがいいけど、
鰭(ヒレ)が一体化しているので手抜きです。
正直、この頃の作品は、まだまだスキルがなかった…
今はもっとリアルに作ります。
エラ、アゴ、ヒレの部分は慎重にカッティングする
荒削りから、さらに滑らかに削り込みます。
尾鰭の部分は丸みを出させるように削ります。
このタイプは、ヒレを後付けしたタイプ。
キレイにシェイプさせて、丸く削り出してから。
腹ビレ、背ビレ、胸ビレを付けていきます。
完成に刻々と近づいています。
早く完成品に仕上げたい!
尾ビレの部分は曲線が上手く出るようにカッティング
ヒレをつけるには少し工夫が必要です。
ドリルで接着箇所の穴を開けます。
1つのヒレの部分に2箇所。
割り箸をカットした接続棒を挿入し、
強力木工用ボンドを流し込みながら接着します。
数々の試作から編み出した独自の接着方法です。
何回も失敗しました…
ヒレはパーツにするので、接続穴をドリルで開ける
全てのパーツが揃いました!
完成が待ち遠しい!
ここまで来たら、焦らずじっくりと進めましょう。
さぁ、ここからは、ひたすら磨きの作業になります。
サンドペーパーを使って、カサカサ擦り続けます。
滑らかな肌触りに、サカナらしくなってきます。
ここで最も大事なのが根気… 焦らず、焦らず…
これで、全てのパーツが揃いました
最初は粗めのサンドペーパーで、
木目がハッキリとしてきたら、
細かいサンドペーパーで仕上げていきます。
かなりの根気が必要な単純作業。
擦れば擦るだけ、滑らかに…。
艶かしい本物のブラウントラウトのようになってきます。
でも完成の日が楽しみでなりません。
これで、全てのパーツが揃いました
全てのパーツの磨きが完了しました。
ジグソーパズルのピースのようです。
木目がきれいに浮かびあがりました。
図ったわけではありませんが、いい感じです。
この時点で、各パーツを接続する穴も開けてます。
次は塗装に移ります。
最も緊張するステージに移ります。
サンドペーパーによる研磨が完了! 木目もキレイに見えます
油性のステンオイルを使用します。
お好みのカラーで塗りこみましょう。
ここで注意が必要なのは、薄く塗ること。
ドバッ! といかないように…
ボクはいつも布切れに染み込ませてから、
少しづつ塗りこんでいきます。
焦らず、じっくり塗りこんでいきます。
油性ワックスを薄めに塗りこみます。
裏もきれいに塗りこみます。
ブラウントラウトらしく、ブラウンカラーで…。
ボクはよくマカボニーという色を選びます。
アンティーク調に仕上げるのであれば、濃い目の色を。
微妙な色の違いがあるので、
毎回選ぶのに迷ってしまします。
オリーブ系の色があればいいのになぁ…
研磨が完璧に済んでいれば、オイルが染み込みやすい
用途に合わせて何か文字を彫り込むこともあります。
知人のホテル名、部屋の名前、地名など。
今回は、手抜きで切り文字を使いました。
東急ハンズで購入しました。
1コにつき、100円するので、高い…
でもやっぱり自分で彫ったほうがいいなぁ。
面倒な作業だけど、そのほうが絶対にいい!
このタイプは切り文字パーツを後付けしました
「眼」は面倒だけど、単体で作ります。
一番面倒な作業です。
生きているみたいな感じになってきます。
ボディのカラーリングはお好みに合わせて。
ボクは、TAMIYAの塗料を使います。
斑点模様(ドット)は大胆に大きくしたほうがいいね。
木の温かみを出したいけど、リアルに近づけたい気も…
こちらは直接彫り込んだもの
塗装が終わったら、数日寝かせます。
その後、壁に掛けれるようにヒモを取り付けます。
ボクは、「フライライン」をヒモとして使用します。
見る人が見れば、その洒落が分かります。
相当な釣りキチが作ったんでしょう…。
さりげない演出とでもいいましょうか?
フツーですね…
壁に引っ掛けれるようにネジ穴をつけます
やっと完成しました。
これは初期の作品。
現在は、ホキティカのギャラリーに掛かっています。
「GALLERY] は、ブレントさんのギャラリーの意味。
たいへん気に入っていただきました。
分かる人には分かっていただける。
追加オーダーもよくあります。
完成!
ボクの作ったフィッシュカービングが放流されます。
そして色々な場所で可愛がられています。
手放す時は、少し悲しい気分になります。
「もったいない…」
「やっぱ、あげるのようそうかな…」
愛着が湧くんです。
みんなに可愛がられるんだよ…
ホキティカには2匹、放流(?)しました
別に誰かに評価されたいんじゃない。
ただ、好きなだけ。
迷惑かって?
かも知れません。
でも、喜んでいただけるので。
会社辞めたら、これで食べていけるかな?
ニュージーランドでなら、イケるかもしれない…
最新の作品、傑作です!
これは、タウポのフィッシング・ロッジにある初期作品。
「Anglers Retreat」を経営する、ロンさん宅。
ロンさんへのプレゼントとして作りました。
この時は薄い木を使っていたので、
平ペッたいけど、サインボード感の強いものでした。
玄関の表札だもんね。
よしとしましょう。
初期作品はタウポのロッジの看板に…
これは、次女の「かうり」生誕記念に作った表札。
長女「和奈香(ワナカ)」の表札もあります。
ボクん家の表札の1つ。
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