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どの茶鱒(ブラウントラウト)も、それぞれ思い出深い、素晴らしい鱒たちばかり…。
本気でボクのフライを食べてくれた茶鱒たち…。 あの勇敢なファイトで魅了してくれた茶鱒たち…。
目を閉じれば、1匹1匹のと戯れ、格闘、キャッチに至るまでのプロセスまで、いくつものドラマが走馬灯のように蘇ります。
また、いつの日か、一回り大きくなったブラウンたちと再会できる日を願いつつ、深い感謝の意を称したいと思います。
「Katsu、こないだ時間ができたんで、釣りに行ったんだよ。
でさ、すごいいい釣りができたんだよ。 写真送信するから。」
夏の終わりを告げるウェストイランド。
もう秋はすぐそこ、肌寒くなるウェストランドからの電話。
数分後に凄い写真が送信されてきた。
目を疑ってしまうブラウンの画像。
おかしな角度で盛り上がった、ハンプバックのブラウン。
凄いとしか言いようのない、見事なワイルドブラウンでした。
1匹だけで十分だよね。 こんな獲物と出遭えたら…
背中が盛り上がった、見事なハンプバック・ブラウン!
スポットするのが本当に難しい…
透明感のあるフリーストーンで見受けられる、この手のブラウン。
何度も何度も “木”と間違えたり、迂闊に近寄りすぎて逃げられたり…。
周りの石と完全に同化することのできる特殊な才能があるのでは?
そんな悔しい経験が積もれば積もるほど、獲った時の喜びは格別。
難しいコンディションで獲った鱒ほど、小さくても思い出に残るものです。
でも、このブラウンは、水中で見たよりも、実際のサイズが大きかったぁ。
背中がオリーブ・グリーン色に染まる、まさに「グリーン・バック」でした。
ヒットフライは、#16のブラック・ウルフ。
意外なフライが活躍した。
“蠅(ハエ)”を模したつもりで作った、見た目の悪い駄作でしたが、
想定外な結果をもたらしてくれました!
ジンクリアな状況では、「黒」が逆に見やすく、視認性も良かったりする。
黒いフライは必ずフライボックスに忍ばせておくべし…。
グリーンバック & ハンプバック!
初めてのウェストランド釣行時に釣った、ナイスなブラウン。
餌が流下する、“フィーディング・レーン”について理解できた一匹。
フィーディング・レーン?
初めて耳にした新しい単語。
川を流れてくる餌の道筋、流れ、鱒が狙いをつけるストリーム。
それまでは、ガイドの言うことを信じて、ひたすらそのスポットに
フライを落とすことだけを考えていました。
結果が出ると、次は自らそのフィーディング・レーンを見つけ出し、
ガイドの指示の前に行動できるようになる。
一概にガイドとの釣りは、命令&指示だけでなく、
自らも学ぼうとする姿勢さえあれば、ガイドに一歩近づけるのです。
ガイドから褒められた時は本当に嬉しい気持ちになれるんです。
この鱒を釣り上げた時、鬼軍曹からも褒められました。
めったに人を褒めない、あの軍曹から…。
この1匹でまた釣りの奥深さが…
「師匠(ジョン)、今日も十分楽しみました。
素晴らしい景色の中、見事なブラウンと戯れることができました。
さぁ、早くB&Bに戻りましょう。 腹も減りましたし…」
午後15時頃まで釣りを楽しみ、帰り支度をしている時、僕はそういいました。
「帰る途中、もう1箇所寄っていこうゼ!
プライムタイムには、最高な時間を過ごせるとっておきの川があるじゃ。」
夕暮れ前に立ち寄った、師匠だけが知っている、秘密の川。
どんなフライでもいいから、お気に入りのドライフライを結べと言うので、
今回のNZ釣行用にアメリカから通販で用意した、“セイブル・ウルフ”を結びました。
師匠の指示に従って、フィーディング・レーンに沿ってフライを流しました。
数回キャストした後、筋肉質なブラウンがセイブル・ウルフに飛びつきました。
少し流れの強い川だったため、取り込む場所に苦労しましたが見事ランディング!
日中、あんなに楽しんだのに、最後までいいことばかり…。
全てがパーフェクトに過ぎる、こんな日もある…。
夕暮れ時、最高の時間を…
時刻は、午前11時半を過ぎた頃、もうすぐランチタイム。
「さぁ、ちょいと早めの食事にしようゼ!」
ガイドのディーンが提案しました。
「あの淵に居そうなんだよね、なんか匂うんだ。
もう1回だけ、キャストさせて。」
一瞬のひらめきというか、何か居てほしい淵があり、粘りの一投。
本日、午前中の最後を締めくくる一投は奇跡を起こしました。
チェルノブイリアントに出たブラウンはこれまでに見たことのないサイズ。
それは、一瞬で見分けのついたビックワン。
昼食前に粘った甲斐のあった素晴らしい、パーフェクトな獲物でした。
しゃくれた顎をした、堂々とした面構えのジャック(雄のブラウン)でした。
何枚も何枚も写真を撮りました…。
もしあの時、ディーンの言うとおりにランチに入っていたら…。
適当な粘りと、諦めが悪い最後の一投は、時には必要?
してやったり!!
ボクが自ら見つけた鱒ではありませんが…
フィッシングガイドの眼は本当に凄い!
いかなる状況下においても魚の影を察知する、
その卓越した能力には恐れ入ります。
この魚もボクの遥か先を歩いていたブレントさんが見つけてくれた鱒です。
ガイドの仕事は鱒を探し当てるまで…。
当然のことながら、ボクの代わりにキャストをしてくれません。
(鱒を掛けるまでの動作を全てお願いしたい時もあるれど…)
その後は、ボクの出番。
どうしてもコレで釣りたい!
自分で巻いたグリーンハンピーでトライしました。
残念ながら、ハンピーで掛け損ね、うまくフッキングしませんでした。
幸運にも、代打の “”チェルノブイリアント” で獲った大物です。
フォームフライの威力、恐るべし…。
こうして見ると、デカい!
NZで愛用の、Winston LT 6番 の継ぎ目にクラックができてしまい、
この日は、SAGE SP 5番 を使用。
実は、このSAGEがボクの一番のお気に入り。
「上手くなったかな?」
と、大それた錯覚を起こさせるほどキャスティングがしやすい、SAGE SP。
この1匹は、SAGEで獲った初のNZ南島トラウトです。
岸際ギリギリに、フォーム・スパイダーフライを落とし、少しシェイクを加えると…
緑色の背中が覆いかぶさるように、スパイダーに襲い掛かりました。
SAGE SP 5番が弧を描くように曲がり、興奮は最高潮に達しました。
ランディングしてその姿を見て、心底背中の色に見入ってしまいました。
グリーンバック、そして、反り上がったハンプバックボディのジャック・フィッシュ。
ジャック・フィッシュ(雄)
ヘン・フィッシュ(雌)
これもまたボクのNZ釣行経験の中で素晴らしい1匹となりました。
背中の盛り上がった、ハンプバック
11月は、初夏の季節。
野原に何処からともなく、セミの鳴き声が聞こえ始める11月。
サイズこそ、それほど大きくはありませんでしたが、
今シーズン、セミフライに出た初のブラウンでした。
それにしてもこのボディの模様はどうでしょう?
まるで、山岳の川、ラフリバーのブラウンではありませんか?
ガイドのディーンも同じコメントをしていました。
ブラウンは釣れる場所、コンディションによって、ボディカラーが異なります。
比較的大きなスプリングクリークでのブラウンですが、
これほど美しい模様を纏ったブラウンに出逢えるのはラッキーです。
ヒレも傷一つない、見事な豹柄ボディのブラウントラウトでした。
またいつか逢いたい…。
この完璧なブラウンに…。
まるで、山奥で見られるブラウンのよう!
セミフライ(Cicada)は様々なパターンがあります。
日本の有名フライタイヤーの方が作るセミフライといえば、
ディテールにこだわった、どれもリアルで、素晴らしいものばかり。
しかしながら、ニュージーランドでいう、セミフライは、簡単そのもの。
ディアヘアでフレアしたボディにピーコックをグルグル巻きにした、
どちらかというと、シルエットを重視したセミフライです。
(こんなんで、釣れるのかよ?)
でも、これが素晴らしい成果を産み出すのです。
「シンプル イズ ベスト!」
このブラウンは、立ち木に絡まりドラッグしたセミフライに飛び掛ったものです。
「あそこで出るかよ?」
ガイドと目を合わせて驚いたのでした。
ドラッグしたフライに飛び掛かるなんて、よっぽど腹ペコだったのでしょう。
セミ・フライは夏のNZでは必須アイテム!
湖での釣りはボートを利用します。
岸際(エッジ)に垂れ下がったブナの木が狙い目。
ハングオーバーした木から落ちる虫を狙って回遊する鱒。
まるで、ブラックバスを狙っているかのような錯覚になります。
頻度の高いフライパターンは、「ウーリーバガー」。
岸際ギリギリにチョポンとフライを落とし、
リズミカルにストリッピングを繰り返します。
ユラっと動く魚影が見えたら、少しスピードを落として…
スリリングな感覚を楽しめる、サイト・フィッシングです!
百科事典に出てきそうな体色のブラウン
トラウト
ボクもディーンも大好きなお気に入りの川、アーノルド・リバー。
牧場横を流れる比較的浅瀬の川です。
サイズこそそれほど大きなブラウンは出ませんが、
でもきれいなブラウン、そこそこなサイズが出ます。
ここではガイドなしでも釣れる自信ができました。
ドライフライをマーカーに見立て、ニンフをドロッパーにするシステム。
アーノルド川を攻略するには、これが最適なシステムです
フライを始めて間もない方にもお勧めなのがアーノルド・リバーです。
見ているだけでウットリするブラウン。 サイズは問題ありません。
決して小さくありません! 55cm いいサイズです!
カンタベリーの名もない秘密のスプリングクリーク。
初のヘリ・フィッシングでの初釣り。
穏やかな元旦、お正月の釣りでした。
お金を積めばいい釣りができるなんて思っていませんが、
終了間際まで何も釣れず、自暴自棄になる寸前、
神様は“至福の時間”というお年玉をプレゼントしてくれました。
生涯忘れられないビックなお年玉。
この1匹が、ボクをニュージーランド再訪を繰り返す、
重度の「ニュージーランド熱病」を発症させた原因の1匹です。
この1匹は、ライフタイム・フィッシュとして忘れることはできない…。
9回裏 2死満塁 逆転サヨナラ ホームラン!
ニュージーランドには、海に下るブラウンがいるんです。
「シーラン・ブラウン」といえば、パタゴニアのそれを連想させますが、
ここニュージーンド西海岸地方は、タスマン海に面しているため、
海に流れ込む川もいくつかあるのです。
ディーンと旅したいくつもの川。
牧場をひたすら走り、気がつくと波打ち際の海の音が聞こえる場所へ。
そこは、海へと下るブラウンにお目にかかることのできる川でした。
ウーリーバガーに食いついたのは、少し痩せ気味なシーランでした。
もう少しグラマラスなボディだといいのにね…。
ずっとこうしていたいけど…
ニュージーランドには、海に下るブラウンがいるんです。
「シーラン・ブラウン」といえば、パタゴニアのそれを連想させますが、
ここニュージーンド西海岸地方は、タスマン海に面しているため、
海に流れ込む川もいくつかあるのです。
ディーンと旅したいくつもの川。
牧場をひたすら走り、気がつくと波打ち際の海の音が聞こえる場所へ。
そこは、海へと下るブラウンにお目にかかることのできる川でした。
ウーリーバガーに食いついたのは、少し痩せ気味なシーランでした。
もう少しグラマラスなボディだといいのにね…。
シルバーメタリックなボディ・カラー
北島、タウポ湖に流れ込む、ある川での1匹。
大きな流れに6匹定位している中、
唯一、口を使ってくれた協力的なレインボー。
フライは起きて破りの、“エッグ”。
あらゆるパターンを使い果たし、最後に残ったのが、エッグ。
6番ロッドを見事に曲げてくれた大物です。
紅色の頬が産卵後の疲れを物語っているかのようでした。
ランディング後、速攻でリリースしました。
お疲れのところ、すいませんでした。
産卵後、少しお疲れ気味なレインボー
うんともすんともならない日。
そんな日にありがちな、たった1度のチャンス。
それは突然やってきました。
ウーリーバガーをロングキャストして、ひらすらリトリーブ。
“ゴゴン…”
アタリがあったかと思うと、すごいバイブレーションが!
約30分の慎重な綱引きの後、手にしたビッグワン。
初めて美味しそうな鱒だと思えた、ナイスバディな1匹でした。
すいません、釣ったのは僕のワイフです。
オタマンガカウ湖の大物レインボー
Brown Trout Heaven
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