Wanaka Fly Fishing Report
たくさん釣れなくてもいいさ…
ただ、思い出に残る、悔いのない1匹に出逢いたい…
2007.11.16-18

マカロラ川の思い出
ワナカの町からハウエア湖を経て、マカロラ川上流へ。
この川を釣るのはボクは初めて。
聞くところによると、レインボーがメインの川らしい。
ワナカでレインボーを釣るのが夢だったボクにとって、
とても魅力的な川でした。
でもなかなか鱒の姿を見つけることができない。
午前中は、数匹見つけるものの、
フライを横着に結んだ罰が当たり、ストライク後の瞬間、
ストリーマーをひったくられ、見事にプッツン!
師匠の一言、「最初の1匹を大事に扱うこと」。
この鉄則を思い出しました。
それにしても、逃したあの鱒の手ごたえがまだ残る…
浅瀬が広がる、ジンクリアなマカロラ川


耐えてこそ、至福の時間が長く感じる
2匹目の鱒はかなりセレクティブで手強い相手でした。
水面を踊るようにナチュラルにドリフトさせるも、
あらゆるフライパターンに選り好みをし、結局は食わず仕舞い。
ウーリーバガーに反応するも、バイトには至らず試合終了。
釣れる気がしなくなり、イライラし始めたあたり、
何気なくウーリーバガーを鱒の潜んでいそうな対岸淵に…
向こう合わせな感がありましたが、完璧にフッキング!
フライは4Xのリーダーに直結していたので、
まず切られることはないでしょう。
そう思いながらも、ヒヤヒヤしながらの約20分のファイト。
なかなか寄って来ない、しぶとく反抗を続けた鱒でした。
Winston LT 6番が大きく弧を描きました。。
粘った末、自暴自棄に寸前のストライクッ!


レインボーの川で、ブラウンが!
ランディングしたのは、レインボーではなく、ブラウン!
そういえば、レインボー独特の鋭いジャンプがなかった。
キレイな魚体のブラウントラウトでした。
下顎がシャクれた、雄(♂)のブラウン。
体長は約62cm、重さは約4ポンド。
最後まで反抗を続けた、さすがのリバーフィッシュでした。
執拗にランディングを拒んだ勇者でした。
それにしても、レインボーが釣れる川での最初の1匹が、
何とブラウンだったとは!
ワナカでレインボーを釣った経験がないので、
絶対にレインボーが欲しい!
願わくば、もう少しハンプバックで、斑点が欲しい魚体


64cm、4ポンド
ウーリーバガーに出た、マカロラ川の居付き型ブラウン。
コンディションはまずまずのプロポーション。
強いて言うならば…
もう少し体高があって、ハンプバックなこと。
あと、ブラウン特有の斑点がさらにあると良いのですが…
こういうブラウンは、キレイな川、
透明度の高い川で目にします。
周りの石に同化しているかのような、錯覚を起こします。
だから、見つけ難いんですよね。
「変わり身の術」が得意な、オタゴ地方のブラウン。
傷一つない、プロポーションの良い、初夏の1匹


丸見え? サイト・フィッシング
この日は、リチャード氏の友人、
若手ガイドのマークが同行しました。
リチャードの詳しい川、マカロラ川上流について、
色々とポイントを確認しながら勉強するらしく、
仲間内でも情報交換をマメに行っていました。
仲良しなので、お互い助け合っているようで、
ギスギスしていない感じがとても好印象でした。
2人の眼でボクのために鱒を見つけてくれました。
マークはビデオカメラも持参していました。
ボクのファイトシーンを録画してくれたようなので、
近いうち、CDが送られてくることでしょう。
大名釣りを体験することができました。
ガイドが2人も付いてくれた、これぞ、“大名釣り”


チームワークで獲た1匹
12番のロイヤルウルフをインジケーダーに、
その下にドロッパーとして、フェザントテイルを付け足す…
1粒で2度美味しい、ウェスタン・スタイルでチャレンジ。
鱒の影、数メートル手前に上手くフライを着水されると、
微かに鱒が首を振ったような気がして。
無意識に合わせると、動物的な振動が伝わってきました!
「喰ってるワ!喰ってる!」
何度も何度もランディングを試みましたが、
最後まで抵抗を止めなかった勇気あるレインボー。
とうとうレインボーを手にすることができました。
今回のワナカ釣行中、最も思い出に残る1匹でした。
薄紅色の頬が魅力的な60cm、4ポンド半でした。
小さなサイズのフェザントテイルに反応したレインボー


ヒレの角まで尖った、傷一つないボディ!
下顎の外側にニンフが掛かっていました。
何度も岩場に隠れようと試み、
ティペットを擦らせながら抵抗を続けた、賢いレインボー。
ジンクリアな川に似合った、素晴しいカラーリング。
控えめなオリーブバックと、ライトピンクなボディバンド、
そして張りの効いた各所のヒレが印象的でした。
ああ、とうとう、ワナカでレインボーを獲ることができた!
本当に嬉しい至福の瞬間を味わうことができました。
記念すべき1匹。
本当は、ドライフライで釣りたかったけど、
初夏の季節はニンフがベターな場合も多々あります。
これはその証明でもありました。
ヒレピン! 文句なしの1匹! 逢いたかった1匹!


名残惜しいリリースの瞬間
さぁ、マカロラ川へお帰りなさい。
マークが写真を撮ってくれましたが、これは水中写真です。
リチャードのカメラで撮影した1枚ですが、
彼自身、自分のカメラが防水だと、知らなかったようで。
いやいや、よく撮れた1枚だと思いません?
鱒の本来の姿は水の中ですからね。
めっちゃ、カッコイイわ…。
EQの高いガイドは、釣り人にとって最高の相棒になります。
写真の腕の良いガイドは本当に頼もしい存在です。
よくファイトしてくれまして… さぁ、お別れです…


心臓の弱い人には… 湖の釣り
予定していたティマル・クリーク釣行は中止。
2日目は、ハウエア湖に出かけました。
風が吹き始める前の午前中が勝負。
午後からは絶対にウィンディになるからね。
湖面は微風はあるものの、ほぼ穏やかな状態。
食い気のある魚さえ見つけることができれば、
良い1日になること間違いなしでしょう。
岸際、浅瀬の餌を求めて回遊する鱒を探そう。
丁寧に探っていき、鱒を見つけたらフライをキャスト。
手に汗握る、スリリングな釣りのスタイル。
まさにそれは、サイトフィッシングの醍醐味です。
心臓の弱い方にはあまりお勧めできないスタイルかも?
ハウエア湖 〜 風のないのは午前中だけ


レインボー
ハウエア湖のレインボートラウト。
この前に数匹の鱒を見つけていましたが、
ことごとく嫌われ、スピーキーにさせてしまい、結果ゼロ。
少々焦り始めた午前11:40。
リチャードが鱒を見つけました。
食い気があり、水面でパクパクやってるレインボー。
ハンピーで釣りたい気持ちを抑えて、
リチャードの言うとおりに、“ブラック・ナット”を結んでの1投。
見事にその閃きは的中しました!
ブラック・ナットに出た瞬間、大きくフッキングできました。
川と違い、流れのハンデがない分、楽に戯れること数分。
こちらもキレイなプロポーションの約60cmでした。
朝食は、“ブラック・ナット” をお召しになられました。


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