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松田直樹・追悼試合
ナオキフレンズ VS 横浜マリノスOB
観戦記



横棒



新春ドリームマッチ群馬2009 松田直樹
新春ドリームマッチ群馬2009にて






松田直樹・追悼試合

2011年8月4日、享年34歳と若くして死去した元日本代表DF松田直樹の追悼試合として組まれた1戦。

松田が最も輝いていたと言える2002日韓W杯の時のメンバーを中心とした中田ヒデらを擁するナオキフレンズと、前橋育英を卒業以来16年間所属した横浜マリノスのOBとの試合が組まれた。


集まったどの面々も松田に対して並々ならぬ熱い想いを持った選手ばかりであり、カズやヒデといったサッカー界を代表する選手が集まってくれる事は大変意義深い。


まあ、現役じゃないOBが半分以上であり、試合内容自体にはあまり意味がないが、1プレー1プレーに松田のサッカーに対する情熱に敬意を込めた、そんな試合となる。




ナオキフレンズ

ナオキフレンズはやはり中田ヒデのネームバリューがでかい。

そこに三浦カズ、藤田、服部らが未だ現役。
監督はW杯の時と同じくトルシエだ。

後半もまたメンバーががらりと変わるだろう。



11三浦カズ

29山瀬 7中田ヒデ 8藤田
15福西 32山田卓

18服部      28田中裕介
5宮本 26田中誠

21都筑



ところで田中裕介は2011年からは川崎だが、本来はマリノスOBチームでは??
人数の調整か。



マリノスOB

マリノスOBは中澤や栗原、俊輔と現役マリノス組も加わっての混在チーム。

FWの安永、DFのドゥトラ、井原と懐かしい面々も揃う。
この安永と由紀彦が同期であり、この2人の声掛けで実現した試合とのこと。


ところで我らがフリューゲルス永遠のFW吉田孝行は1977年3月14日と松田直樹と全く生年月日が一緒。
同じ横浜同士のチームの中で不思議な縁を感じる。



19安永 9城

10俊輔
24吉田    7由紀彦
32河合

25ドゥトラ       30栗原
4井原 22中澤

1川口


監督は水沼貴史。




開始序盤、発起人安永の松田に捧ぐ先制ゴール!!

開始5分、カズが左サイドで得意のまたぎフェイントから切れ込んでの鋭いクロスは惜しくもファーに流れる。

さすがは44歳、2月で45歳になるというのに、未だ現役を続けるキング。
プレーはまだまだ衰えを知らない。


11分、フレンズは右CK、カズのキックからいったんヘディングでゴール前に送られ、福西がボレーを叩き込むもオフサイド。

意外な事だが、試合はもっぱらフレンズがポゼッションし、マリノスOBはドゥトラが往年を彷彿とさせる左サイドからのクロス以外はあまり見所がない。


13分、右サイドからヒデのスルーパスに田中裕介がさすがは現役といった鋭い攻め上がりをみせ、強いクロスにゴール前でキングカズが圧巻のボレーをこの強い威力のクロスにドンぴしゃで合わせるも、惜しくもバーのやや上。
・・・これほどまでに切れているカズを見たのは何年ぶりか・・・

心なしか、横浜FCで見るカズと同じ選手とは思えないくらい、ここまでのカズのプレーはチームフレンズにマッチしている。


しかし得てしてサッカーというものは、押し込まれている方が先制するとは限らない。

16分、右サイドで俊輔がキープしたところでペナルティ手前に上げられた縦パスにFW9城がヒールで落とし、その勢いをそのままに右横にいたFW19安永が右足アウトを押し込むようにシュートすると、これが綺麗な弧を描いてゴール左上に突き刺さる。


GOOAAALLLLL!!!!


なんとも見事なゴール!!

さすがは安永、得点感覚はまだ錆びていない。

発起人であり、キャプテンマークを巻く安永としては大変嬉しい、松田直樹に捧ぐゴールとなった。




ドゥトラ往年の攻め上がり

このゴールを置き土産に、19分にFW19安永は早くも交代アウト。
MF14奥が投入される。
奥もあれだけの才能を持ちながら確か30歳過ぎくらいで随分と若くして現役を去ったが、できればJ2にでも一度は来て欲しかった。

安永が巻いていたキャプテンマークはもう1人の発起人であるMF7佐藤由紀彦に渡される。

安永の先制で一気に流れを掴んだマリノスはその直後、由紀彦の右サイドからの攻め上がりからフレンズもなかなかクリアしきれず、由紀彦にゴール前右でのチャンスを掴むモノの、ファーへのクロスは繋がらず。

26分にも右サイド由紀彦のクロスにゴール前に上がった城ら2人は触れず、ファーのドゥトラがシュートもフレンズDF陣決死のブロック。

なかなか試合内容も見応えもあり、締める所が締まっている良い試合だ。



永井の兄貴も投入される

32分、もういっぱいいっぱいとなったFW9城に代わり、MF36永井の兄貴が投入される。
おお兄貴も来ていたか!!
かつて横浜フリューゲルス史上最高のドリブラー司令塔として輝きをみせた兄貴もまあ一応マリノスOBか。

それにしても解説者となった城の太り具合は半端無いな。。
もともと練習は嫌いだったというが、もう身体は鍛えていないか。
しかし、それでもあれだけのアシストを決めてしまう辺りはさすが元代表。
その後すぐに放送席に呼ばれた城だが、いつもの解説の口調でいや〜素晴らしいアシストでしたね、と自ら絶賛。


33分、右サイドからのクロスをニアでヒデが後ろに反らし、ゴール前でFW11カズが圧巻のオーバーヘッド!!
これは惜しくもわずかにバーの上。
それにしても千両役者はこういった舞台でこそ本当に力を発揮するものだ。
どんだけファンサービスすれば気が済むというのか。

このプレーに触発されたようにフレンズの攻撃が活性化され、今度は左サイドからのクロスにDF28田中裕介のミドルはバーの上。


36分、マリノスはDF4井原に代わってMF27天野を投入。
これで天野が右サイドバックに入るため、栗原がいつものセンターバックに戻り、マリノスのセンターバック陣はずるい事に現役マリノスDF陣となる。


山瀬のゴールもオフサイドの判定で前半終了

39分、フレンズの攻撃が左右に揺さぶったところで、ゴール前のGKに猛然と突っ込んでいったのはやはりキングカズ。
この試合、是が非でも1点獲るという半端じゃないゴールへの渇望が見られる。
昨シーズンはフリエでチャンスメークに徹していた感のあるカズの、久々のゴールへの積極的な姿勢がみられ、これはこの試合最大の収穫か。


43分、フレンズは速攻から右サイドを起点にペナルティ中央のMF29山瀬にボールを入れ、山瀬は得意のターンからのシュートをゴールに突き刺すも、惜しくもわずかにオフサイドの判定。
やはり山瀬の現役ならではの切れたプレーは試合の中でも際だっている。

ん?そうか山瀬も本来はマリノスOBか。


こうして前半はタイムアップ。

チャンスはむしろカズを中心にフレンズの方が多かったが、発起人安永の値千金のゴールによるマリノスOBの1点リードで折り返しとなる。






後半、山口素と共に、なんと平野が登場!!!!

後半はやはり両チームともガラリとメンバーが替わる。


ナオキフレンズの後半は

20西澤
19小倉
14前園     12森島
6山口素弘 10名波

22平野          28田中裕介
23廣長 4森岡

1楢崎




おおおおお!!!!!!我が永遠の師・山口素弘はおそらくいるだろうと思ってはいたが、まさか平野孝がいるとは!!!!!!
しばらく北米で活躍していたらしいが、現役引退しこうして違ったかっちでプレーを見られるとは。




マリノスは大島、アツらが登場!!

マリノスOBの後半は

33兵藤 16大島

6三浦アツ    14奥
11三浦文丈 2中西

15鈴木正治     28田中隼磨
5小村 26那須

榎本



森島が時間限定で活躍

山口やら平野やら、大島やらアツやらと、とにかく見所が多すぎて10分くらいはもはや試合観戦というよりは、個人を目で追うのがやっと。

特に目立つ動きを見せるのはMF12森島。
プレーの1つ1つがOBとは思えない的確さで試合を有利に進める。
10分になり、フレンズはゴール前での混戦となる中、西澤がアウトサイドでの後半のファーストシュートを送る。

12分にはマリノスのMF6アツがFKの場面で得意の威力のある無回転シュートを見舞うも、これは力んだかバーの上。


14分、MF6素弘からの鋭いパスカットから、森島、前園と繋ぎピッチ中央でカードすれすれのファールをもらう。
本当に豪華な面子だ・・・


16分、なんとMF12森島がもう交代、MF33石塚に代わる。
なるほど、森島は限定のプレーだったのであれだけ飛ばしていたわけか。

18分、マリノスも交代、MF14奥に代わりDF31岡山一成を投入。
ん?柏などを渡り歩いてまだJ2で現役の岡山は元マリノスだったっけ?


21分、FW19小倉に代わり現在はJ2水戸のFW17鈴木隆行に交代。

22分、縦パスに見事に反応した前園のゴール前での小さいループ気味のシュートはやや弧が小さくGKに。


24分、FW20西澤に代わり、またもMF29山瀬が投入。
もう体力的にこの辺は現役を出しておかないとか。

また、なぜかDF28田中裕介に代わり、MF32山田卓也も再び投入。

しかし、まだ出ていない選手が多いので、もう一度出している場合かと逆に心配になる。




平野、山口らの積極的なシュート炸裂!!

25分、この時間帯になり積極的にポジションを上げていた平野からついに黄金のクロスがゴール前に送られる。
やはり現役を退いたとはいえ、軽々蹴っているのに意外にゴール前に伸びるボールの質が素晴らしい。

26分には山瀬のゴール前右至近距離からのシュートはGKファインセーブ。

29分、今度はアツが単身意表を突いたドリブルでペナルティ左を切り裂く。

31分、フレンズは鈴木隆行がペナルティ右で粘り、そのボールが山口素弘に渡り、密集地帯のペナルティ上をさすがの技でキープし左に流れていく。
まさにあの伝説の韓国戦でのループシュートを彷彿とさせる場面で、加藤浩次からも「お!ループ出るか?」と懐かしむコメント。
そのキープからの後方からの平野の弾丸シュートは惜しくもバーの上。


36分、ペナルティ手前から山口のミドルシュートは惜しくもGK榎本がファインセーブ。
惜しい!山口!


37分、フレンズはFW11カズ、MF7ヒデが再びピッチに戻る。
マリノスは永井の兄貴と吉田孝行のフリューゲルスコンビが再びピッチに戻る。

他に中田浩二、市川、小宮山、稲本、柳沢ともったいないメンバーがたくさんベンチには選手がいるが、どうも出る選手は決まっているな、こりゃ。
まあこういう場合、現役レギュラークラスはコンディションなどによってチームからストップかかる場合もあるのだろう。



そしてホイッスル・安永の松田直樹に捧ぐ1点でマリノスOB勝利!

43分になり、マリノスはFW安永とMF由紀彦の発起人2人が再びピッチに、そしてフレンズはFW9ゴン中山が投入され、往年のカズ、ゴンの2トップ再来となる。


44分、フレンズは左CKの流れから、ファーの右に送られたところで石塚の強烈なボレーがわずかに外にズレ、サイドネットを直撃。
石塚、現役の時よりプレーに安定感、深みが増している気がする。


そしてほとんどロスタイムが無いままホイッスル。

おいおい、このメンバーなら5分くらい盛ってもらっていいのでは、という贅沢な90分だった。


こうして信じられないような豪華な面々が、松田直樹の名の元に集まり、4万人の観客の前でプレーする奇跡の試合が幕を閉じた。



これだけたくさんのプレーヤーから敬意を表される、熱血漢にして永遠のサッカー小僧、松田直樹。


本当に早すぎるお別れだった・・・
せっかく今シーズンは松本山雅もJ2に来て、故郷群馬の敷島陸上でザスパ草津と試合をしてくれるはずだった・・・

本当に、たくさんの思い出を有り難う、松田直樹。



新春ドリームマッチ群馬2009 松田直樹
新春ドリームマッチ群馬2009にて、同郷の選手達と満面の笑みの松田(中央No.3)






(12.01.23UP)



天使



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